Kodak インスタマチック

私が子供の頃、自宅に正方形の写真が撮れるフィルム&カメラが有りました。
長年、この規格は何なんだろう?と思っていたら、
○十年後の今になって、アメリカのKodak社が1963年に販売を始め、
今ではほとんど生産中止になっているインスタマチックという製品だと知りました。



1 126Film、透過原稿としてscan

まるでリバーサル・フィルムのようですが、
ネガ・フィルムを透過原稿としてフィルム・スキャンして、付属ソフト+手作業で色変換したもの。
この 28mm×28mm 、正方形のフレーム・サイズを持つスチール写真用のフィルムは、
インスタマチック判、または126判と呼ばれ、
このフィルムを使うカメラを総じて、インスタマチックカメラと言います。
にしても、フィルム・スキャナーがインスタマチック判に対応していなくて、変なところで苦労しました〜
ちなみに写っているのは、左から
■法隆寺 五重塔 (奈良) 法隆寺は、607(推古15)年に推古天皇と聖徳太子が建立。世界遺産。
■清水寺の舞台からの風景 (京都) 778(宝亀9)年に延鎮上人が開山。北法相宗の総本山にして世界遺産。
■不明!   写した順番からいくと、清水寺境内のハズなんですけど……


2 126Film、反射原稿としてscan

同じフィルムを反射原稿としてスキャンしたもの。こちらがネガ・フィルムとしてはオリジナル色。
(素抜けと比較するため、コマ順をずらしてます)
パーフォレーション(穴)が片側、1コマにつき1つの割合で並んでいるため、ネガ・フィルムのサイズは、
一般に 35mm フィルムやライカ判と呼ばれる 24mm×36mm フィルムと同じ大きさです。
店頭購入時は、フィルム供給と巻き取り部分を備えたカートリッジ入りで販売されていて、
そのカートリッジを、カメラに入れて撮影します。
長年アニメのフィルム撮影を経験してきた今ならば、いくら静止画写真とはいえ
1パーフォレーションでフレームを固定するなんて、どれ程無謀な事か分かりますよ〜
ブレるし、浮くし(←ホケるという意味)、ずれるし、水平、垂直が保てるのかもアヤシイ。
まぁそれだけ、あまり精密な規格ではなかったのだろうと想像します。


3 Square Format のプリント

前出のフィルムをプリントしたもの。
プリントすると 28mm のネガの四隅を多少トリミングするようです。
四角い写真なんて、加工してしまえばいくらでも作れますが、
この写真は、フチがついているところがミソといったところでしょうか(笑)
現存する法隆寺五重塔は聖徳太子創建のものではなく、
670年(天智天皇9)年の火災の後再建された、日本最古の五重塔。高さは31.5m


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