杉並アニメ資料館

中央線荻窪駅下車徒歩20分位の、区立杉並会館の3階にあります。
デジタル化により散逸するセル・アニメの貴重な資料を、
収集、保存、展示、紹介しています。 ありがとう、杉並区さん。



 
1 K号機 in 資料館

3階への階段を1段上るごとに少しずつ見えてくるカメラ台の全貌・・・
おぉ〜、まるで演出計算された配置のようです!
この機材一式は、私が働いていた会社の K号機 を寄贈したものです。
私にとって、あまりにも想い出がつまった機材を前に、
2時間以上ながめて(写真を撮って - 笑)いました。
この先、ここへ来ればいつでもK号機に会うことが出来ます。
嬉しいです、が、このまま、掃除もメンテもされずに展示され続けるのかな?
向かって右側の開いているドアの一室が、杉並アニメ資料館です。

2 カメラ収納箱

見過ごしてしまうところでしたが、
テレビの置き台として、
ひっそりとカメラの箱が使われていました(笑)
この箱も立派な展示物になるのですから、
大切にディスプレイした方がよいですよ。

3 資料館 or 資料室?

杉並アニメ資料館は、さほど広くない部屋の真ん中を
パーティーションで区切り、
アニメ制作工程順に資料が展示されています。
ジブリ美術館の展示方法と比べ、こちらはまだアッサリしています。
ここでTV上映される、アニメの制作工程の記録作品は必見っ!
この作品を見て、『カメラ機材って、かっこいいなぁ』と、再確認しました。

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4 フィルム編集機材

フィルム編集台の上に、機材がたくさん並べられているのですが、
悲しいかな、説明がない〜(涙)
ぜひとも、写真や説明のパネルを増やして欲しいものです。
フィルムアニメって、フィルムをつなぐ接着剤(フィルムセメント)が、
TV放映で見えたりしてましたよね。今となっては懐かしいNGです。

5 仕上げ机

セル仕上げ(セルのペイント)用の机です。
仕上げさん達の部屋にはいると、プーンとアニメカラーの匂いがしたものです。
時間が無くてドライヤーで急激に乾かし、ペイント部分が歪んで影が出るセル。
あまりの厚塗りで、撮影前にカッターでアニメカラーをそぎ落としていたセル。
色パカ部分を、一生懸命 “切り張り” したセル。
セル傷を目立たなくするために、流動パラフィン(という薬剤)を塗ったセル。
ニュートンリングを消すために、粉を入れたり、ライトで暖めたりしたセル。
気を付けていても、タップが割れてしまうセル。
タップ位置が、下だったり、横だったり、ナナメだったりしたセル。
新人の撮影部員が初日に習うことは、 “セルの持ち方” でした。


枠が太い写真は少し大きい写真にリンクが張ってあります。

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